こんにちは、積水ハウス初心者ガイドのいし太郎です。
積水ハウスで30坪や40坪の家を建てるなら、いくら用意すればよいのでしょうか。坪数別の金額を知りたい一方で、「建物の価格」と「土地代まで含めた総額」が混ざると、予算を判断しにくくなります。
この記事では、積水ハウスの公表資料にある平均指標を使い、25〜90坪を同じ条件で計算して比べます。表の金額は、各坪数の実際の販売価格や、入居までに払う総額ではありません。目安の読み方と、間取り・見積書から自分の総額を確かめる方法まで見ていきましょう。
- 25〜90坪を同じ計算条件で比べる早見表
- 坪数を変えたときに価格が変わる理由
- 土地や外構を含む総予算の出し方
- 必要な広さを決め、見積もりを比べる手順
積水ハウスの坪数別価格早見表
まずは、25坪から90坪までを同じ計算方法で並べます。この表は候補の広さを比べるためのもので、積水ハウスが坪数別に公表した価格表ではありません。
公式資料の数字をどう使ったか
積水ハウスが2026年9月に公表した「2026年度 第2四半期 Fact Book」では、国内の請負住宅について、3.3㎡当たり売上金額が143.9万円と示されています。同じ資料にある1棟当たり売上金額は約5,850万円、平均床面積は約134㎡です。いずれも2026年度第2四半期時点の指標で、特定の間取りや商品の価格ではありません。対象には鉄骨と木造シャーウッドの新築物件などが含まれます。(出典:積水ハウス「2026年度 第2四半期 Fact Book」)
1坪は約3.3㎡として、以下は「143.9万円×想定坪数」を計算し、10万円単位に四捨五入したものです。元の資料には「30坪の販売価格」や「40坪の総額」といった数字は載っていません。
| 想定する延床面積 | 参考計算額 |
|---|---|
| 25坪 | 約3,600万円 |
| 30坪 | 約4,320万円 |
| 35坪 | 約5,040万円 |
| 40坪 | 約5,760万円 |
| 45坪 | 約6,480万円 |
| 50坪 | 約7,200万円 |
| 60坪 | 約8,630万円 |
| 70坪 | 約10,070万円 |
| 80坪 | 約11,510万円 |
| 90坪 | 約12,950万円 |
例えば、30坪の約4,320万円は、30坪で契約した人の平均額ではありません。35坪と40坪の表の差も約720万円ですが、実際に5坪広げたときの追加費用とは異なります。
早見表をそのまま資金計画に使わないでください。元の指標と個別の見積書では費用の範囲が異なります。土地代や諸費用を足す前に、まず実際の見積書で何が含まれるかを確認しましょう。
25〜40坪は間取りを比べる
この広さでは、必要な部屋を確保しながら、収納や通り道をどう設けるかが検討の中心になります。坪数だけで「何人家族向け」と決めず、同じ面積でも暮らし方に合うかを見てください。
25坪は水回りと動線を確認
25坪は、表では約3,600万円です。ただし、家を小さくしてもキッチンや浴室、トイレ、玄関などは必要です。階段を設けるか、平屋にするかでも間取りや工事の内容が変わります。延床面積が小さいほど、こうした費用を少ない坪数で割ることになるため、1坪当たりの価格が高く見える場合があります。
面積を抑えたいときは、単に廊下や収納を削る前に、家具を置いても通れる幅があるか、洗濯物を運びやすいか、使う場所の近くに物をしまえるかを図面で確認しましょう。坪数だけで生活のしやすさは決まりません。
30坪は部屋の使い方を決める
30坪の参考計算額は約4,320万円です。ここで知りたいのは、この数字だけで家が完成するかではなく、必要な部屋を30坪に収める場合に何を優先するかです。
寝室と子ども部屋のほかに仕事部屋が欲しいなら、その部屋を毎日使うのか、別の用途と兼ねられるのかを考えます。収納も、ひと部屋分の納戸が必要なのか、玄関・洗面所・居室ごとに分けたほうが使いやすいのかで、必要な面積が変わります。希望を書き出してから設計担当者に相談すると、広さと予算の両方を比べやすくなります。
35坪と40坪は同じ条件で比較
表では35坪が約5,040万円、40坪が約5,760万円で、差は約720万円です。これは同じ平均指標を5坪分増やした計算結果にすぎません。40坪のプランから5坪削れば必ず約720万円下がるわけではなく、壁や屋根の形、水回りの位置、設備の数によって実際の差額は変わります。
比較するときは、同じ敷地・階数・設備の希望を伝え、35坪と40坪の間取り図と見積書を一緒に出してもらいましょう。35坪案で何を兼用し、40坪案で何が増えたのかを図面で見れば、その差額を払う意味があるか判断しやすくなります。
なお、40坪は約132㎡で、資料上の平均床面積である約134㎡に近い広さです。それでも「平均に近いから見積額も平均に近い」とは言えません。間取りや仕様、敷地条件が違うためです。
50〜90坪は用途と設備数を決める
広い家ほど、何のために面積を増やすのかが大切です。部屋の数だけでなく、キッチンや洗面所を増やすか、空調をどこまで設けるかによっても費用が変わります。
50坪・60坪は設備の数も確認
50坪と60坪は、表ではそれぞれ約7,200万円、約8,630万円です。趣味や在宅勤務のための部屋を設けるのか、家族が集まる場所を広げるのかで、同じ面積でも間取りは変わります。使う頻度が低い部屋を専用にする前に、用途を兼ねられるかも考えてみてください。
二世帯住宅を検討する場合は、面積以上に、玄関・キッチン・浴室を共有するか分けるかが重要です。水回りが二組必要なら設備や配管の費用も変わります。逆に60坪だから必ず二世帯住宅になる、ということでもありません。まず家族ごとの暮らし方を伝え、必要な設備数を見積書に反映してもらいましょう。
70坪・80坪・90坪は敷地も確認
70坪以上では、参考計算額は1億円前後から1億円台になります。これはその坪数の家が実際に1億円以上で売られているという意味ではありません。広さの使い道、設備、建物の形を決める前に、表の数字を予算の上限や下限として扱うのは避けたいところです。
希望する延床面積を実現できるかは、敷地の形、建ぺい率・容積率、階数などにも左右されます。建物が広くなっても敷地の広さが同じ割合で増えるとは限りませんが、駐車場や庭、道路との高低差を考えると、外構費が増える計画もあります。土地を探している段階から、候補地で希望の建物と外構を配置できるか相談してください。
仕事場の併設や二世帯の完全分離を考えるなら、用途ごとに必要な設備も書き出します。70坪、80坪、90坪という数字より、何にその広さを使うかを先に決めたほうが、見積もりは具体的になります。
同じ坪数でも価格が変わる理由
早見表はすべて同じ143.9万円を掛けています。一方、実際の注文住宅では広さだけで費用が決まるわけではありません。
小さい家にも必要な費用がある
25坪でも40坪でも、玄関、水回り、給排水の接続など、生活に必要な部分は残ります。家を小さくした割合と同じだけ、契約額が下がるとは限りません。また、平屋と2階建てでは同じ延床面積でも屋根や基礎の広さが異なります。
積水ハウスも公式FAQで、価格は要望、敷地条件、建物規模、仕様、商品によって違うため、一律の坪単価を伝えることは難しいと説明しています。(出典:積水ハウス「よくあるご質問|坪単価はいくらですか」)
広い家は仕様の違いも大きい
面積が増えると、床材や照明、空調などを設ける範囲が広がります。大きな窓、造作家具、追加の洗面台などを選ぶなら、面積とは別にその費用も見なくてはいけません。反対に、同じ設備を使ったまま面積を広げれば、坪単価だけが下がって見えることもあります。
坪単価の安さより、必要な広さで、入居までの総額が予算に収まるかを優先しましょう。使わない部屋を増やして坪単価を下げても、支払う金額は増えます。
◆いし太郎のワンポイントアドバイス
面積を減らす案を考えるときは、減額だけでなく、使えなくなる場所を図面に書き込んでみてください。家具を置く場所や通り道が残るか分かると、その変更に納得できるか考えやすくなります。
土地代を含む総額の出し方
「30坪の総額はいくら?」という問いには、坪数だけでは答えられません。すでに土地があるか、これから買うかによって必要な項目が違い、同じ建物の見積額でも入居までの支出は変わります。
土地を購入しない場合
土地を所有している場合も、建物の見積額だけで予算が確定するわけではありません。敷地によっては地盤改良や給排水の引込みが必要です。建て替えなら解体費、仮住まい、荷物の保管費用も考えます。外構、登記、ローンに関する費用、保険、引っ越しや家具・家電も、見積書に含まれているか確かめてください。
土地を購入しない場合:実際の建物見積額+見積外の工事費+諸費用+入居準備費+予備費。土地を所有していても、敷地に必要な工事は別途確認します。
土地を購入する場合
土地を買うなら、上の項目に土地代と土地取得に伴う費用が加わります。仲介手数料や登記費用のほか、土地の条件によっては測量、造成、既存建物の解体などが必要です。土地にかかる税や住宅ローンの費用も、資金計画に含めて確認しましょう。
土地を購入する場合:土地を購入しない場合の総予算+土地代+土地取得に伴う費用。ただし、同じ費用を二重に足さないよう、契約や見積書の範囲を確認します。
40坪の家が40坪の土地に建てられるとは限りません。建ぺい率・容積率、駐車場、庭、道路との接し方などを確認し、土地と建物の予算を一緒に考えてください。土地の候補があるなら、契約前に希望の建物を計画できるか確認するのが安心です。
見積書で費用を埋めていく
早見表の参考計算額に、一律の割合で外構や諸費用を上乗せしても、あなたの総額にはなりません。実際の見積書を受け取ったら、次の項目を埋めていきます。
| 項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 建物の見積額 | 税込・税別、設備や付帯工事の範囲 |
| 見積外の工事 | 外構、地盤改良、引込み、解体などの要否と概算 |
| 土地と土地関連費 | 土地代、仲介手数料、登記、造成などの要否 |
| 諸費用 | 登記、ローン、保険などで未計上のもの |
| 入居準備費 | 引っ越し、家具・家電、仮住まいなど |
| 予備費 | 金額が未確定の項目に備える枠 |
例えば、外構費が建物の見積書に含まれていれば、別に足す必要はありません。「別途」と書かれているなら、誰が、いつ見積もるのかを確認します。金額が決まっていない項目はゼロとせず、未確定のまま残してください。見積書の費用範囲を確認する方法も参考になります。
自分に合う坪数を決める順番
早見表で予算の規模感をつかんだら、次は「その広さで何をしたいか」を具体的にします。金額だけを見て坪数を決めると、家具の置き場所や毎日の動線を見落としがちです。
使う部屋と動線を書き出す
寝室、子ども部屋、仕事部屋、来客用の部屋を、誰がいつ使うか考えます。使用する時間が重ならないなら、一つの部屋を兼ねられるかもしれません。必要な部屋の数を決めてから、朝の支度、帰宅後の片付け、洗濯、就寝までの動きを図面にたどってみてください。
図面の面積だけでなく、扉を開けたときに通れるか、家具を置いた後に作業できるかも大切です。通路を確保するために必要な広さは、部屋の使い方や家具の大きさで変わります。設計担当者には使う予定の家具も伝えましょう。
10年後の収納も考える
私の実家は、20年以上前に両親が建て替えました。積水ハウスで建てた家ではありません。父は長年本を集めていて、今では本棚に収まりきらず、階段にも本があります。長い年月で持ち物が増えたので、当時の収納計画だけが原因だとは思っていません。
将来私が家を建てるなら、今の持ち物に加えて、10年後や20年後の暮らしも想像して収納を考えたいです。ただ、収納を増やすためだけに坪数を広げる前に、保管方法や手放せるものも見直します。玄関、洗面所、居室で使うものを分け、それぞれどこにしまうかを図面に書き込むと、必要な広さが見えてきます。
面積の違う二案を見積もる
35坪と40坪で迷うなら、同じ敷地と家族の希望を伝え、できるだけ仕様をそろえた二案を依頼します。間取り図で増減した部屋や収納を、見積書で設備・工事の増減を確認してください。
二案の差額が表の約720万円と違っていてもおかしくありません。価格が動いた理由を聞き、費用を抑えた案で日常生活に必要な場所が足りるか、広げた案では増額に見合う使い道があるかを考えましょう。
見積もりを比較するときの注意点
坪数と間取りの候補が決まったら、実際の見積書で支払額を確かめます。積水ハウスの二案でも、他社と比べる場合でも、費用の範囲をそろえることが欠かせません。
本体価格と入居までの総額を分ける
見積もりには、延床面積の定義、階数、構造、外壁、窓、水回り、空調、太陽光、外構、税の扱いがどう反映されているか確認しましょう。全部を同じ条件にできなくても、違いがどこにあり、いくらかかるかは質問できます。
外構を含む見積もりと、外構を別途とする見積もりの合計だけを並べても、どちらが安いかは分かりません。本体価格で比べるのか、入居までの総額で比べるのかを決め、条件をそろえてください。積水ハウスの平均価格と費用内訳も、金額の意味を確認するときに役立ちます。
未確定の費用をゼロにしない
敷地調査前の地盤改良や、詳細が決まっていない外構・設備の変更は、初期の見積書に金額が載っていないことがあります。「0円」が不要という意味なのか、まだ計上していないだけなのかを確認してください。
未確定の項目には、金額が決まる時期と、その費用を誰が見積もるかを書き添えます。予算の上限まで建物だけに使ってしまう前に、入居までの費用一覧を作っておくと、後から判断しやすくなります。
◆いし太郎のワンポイントアドバイス
「この見積額だけで入居できますか」と聞くより、「入居までに必要で、まだ見積書に載っていない費用は何ですか」と項目ごとに聞くと、次に確認すべきことが分かります。
積水ハウスへの相談前に
積水ハウスを候補にしていて、展示場のアンケート記入や担当者との相談をこれから始める方は、当サイトで案内しているオーナー紹介の条件も事前に確認できます。当サイトにはプロモーションが含まれます。
紹介による割引の有無や金額は条件によって変わり、一定の割引率が保証されるものではありません。オーナー紹介の内容と利用条件を確認し、利用するか判断してください。紹介を利用する場合も、最後は土地や外構を含めた総額で比較しましょう。
坪数別の価格でよくある質問
早見表を自分の予算に当てはめる前に、誤解しやすい点を確認しておきます。
積水ハウスの坪数別価格FAQ
Q1. 積水ハウスで30坪の家を建てると総額はいくらですか?
A. 公表資料の平均指標を30坪に当てはめると約4,320万円ですが、これは30坪の見積額や土地込みの総額ではありません。建物の間取りと敷地に基づく見積額に、含まれていない工事、土地代、諸費用などを加えて確認します。
Q2. 35坪と40坪では価格がどれくらい違いますか?
A. この記事の参考計算では約720万円の差です。ただし、実際の増減額は建物の形や設備、仕様で変わります。同じ敷地・要望で二案の見積もりを依頼し、差額の内訳を確認してください。
Q3. 25坪の家なら坪単価も安くなりますか?
A. 必ずしも安くなりません。小さな家にもキッチンや浴室、玄関などが必要なため、面積で割った坪単価は高く見えることがあります。坪単価とあわせて、必要な間取りと支払総額を確認しましょう。
Q4. 50坪以上の家では何が価格を左右しますか?
A. 面積に加え、部屋の使い道、水回りなどの設備数、外構と敷地条件が価格に影響します。同じ50坪以上でも、単世帯か二世帯かなどで工事の内容は大きく異なります。
Q5. 土地代を含む予算はどう出せばよいですか?
A. 実際の建物見積額に、見積書に含まれない工事、土地代と取得費用、諸費用、入居準備費、予備費を加えます。すでに計上された項目は二重に足さず、未確定の費用も一覧に残してください。
まとめ|坪数より総額と暮らし方を確認
積水ハウスの2026年度第2四半期の平均指標を単純に掛けると、30坪は約4,320万円、40坪は約5,760万円です。これらは各坪数の契約価格でも、土地込みの支払総額でもありません。
まず必要な部屋、動線、将来の収納を考え、面積の異なる二案を同じ条件で比べてみてください。広さを減らしても費用が比例して下がるとは限らず、広げると設備や外構の支出が増える場合もあります。
最後は実際の見積書を基準に、土地、見積外の工事、諸費用、入居準備費を含む総予算を確認しましょう。最新の数字と条件は積水ハウスの公式資料や担当者に確かめ、返済計画や税金については金融機関や税理士などの専門家にも相談してください。
